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インド洋の南西約600キロの洋上に、 南北約820キロ、東西に約130キロに わたって広がる26のアトール(環礁) から成るモルディブ共和国。環礁の中 には一周歩いて数十分、小さいもので は5分ほどという小さな島々が点在し ており、陸地部分をすべて合わせても 面積はわずか298平方キロメートル。領域の うち約9割が海であることからも、そ の特殊な環境がわかりますね。
そんな小さな島々から成るモルディ ブだから、「リゾート島」、「首都の 島」、「空港の島」というふうに、1島に つき1つの機能しか持つことができな い。ユニークなところでいえば、「コカ コーラを製造する島」、「刑務所の島」、 「ゴミの島」といったものも。もちろ ん、機能を持つことができない小さな 島や、砂だけが集まった島(砂洲/サ ンドバンク)などもありますが、これらは 総じて「エクスカーション」と呼ばれ るリゾート主催のオプショナルツアー で訪れることができます。
私たち旅行者がモルディブを訪れる とき、たいてい宿泊するのは「リゾート島」。現在、建設中 を含め13の環礁にリゾートが造られ、 バカンス客を迎えています。1島1リゾ ートが原則で(例外的に2~3リゾー トある場合も)、発電機や塩水ろ過装置 など、必要な機能すべてを島内に備え ています。
当たり前の話ですが、島の形はそれぞ れ異なり、それに伴いビーチやラグー ン、ハウスリーフなど島の立地条件も 違います。実は、これが海遊びを目的とし たツーリストにとって、重要な決め手です。 例えば本格的にスノーケリングを楽し みたい人は、島からハウスリーフが近 い島を選ぶといいですし逆に、遠浅のラグ ーンが広く囲んでいる島は、子供の水 遊びやウインドサーフィンなどウォー タースポーツに最適な環境です。また、 両端にビーチが延びる細長い島もあれ ば、白いビーチできれいに縁取られた 丸形の島もあり、さらに砂の色やき めの細かさも、島によって微妙に異な ります。
標準的なモルディブの旅行スタイル は、1回の旅行につき1リゾートの滞 在(中には2リゾート滞在もできます)。つまり寝るのも食べるのも、遊ぶ のも全部、その島を中心に行なうこと になるので、リゾートの雰囲気やサー ビスの質、施設の充実度が選ぶときに 重要な要素となります。
近年、軒並み増えてきたラグジュア リーリゾートは、サービスは言うまで もなく施設面の充実度が高です。各客室 の設備にはじまり、アジアンリゾート 並みのスパや各種レストランなど、す べてにおいてハイレベルで反対に、モ ルディブらしい自然を大切にした、シ ンプルで素朴なリゾートもまだまだ多 く、比較的リーズナブルな価格で申し 込めるし、手つかずのビーチやハウス リーフを堪能するのに申し分ないですね。
また言葉面に不安覚える人は、現 地に日本人スタッフがいるかどうかも 気になるところです。初めてスノーケリン グやダイビングにチャレンジしたいの なら、日本人インストラクターが常駐 しているリゾートを選ぶほうが心強い でしょう。